11月になると、園庭の木々が色づき、空気がひんやりとしてきます。
そんな季節の変化を感じながら過ごす0歳児クラスでは、子どもたちの小さな成長や笑顔が日々あふれています。
おたよりでは、そうした日常の姿を通して、保護者に「安心」と「ぬくもり」を届けることが大切です。
この記事では、秋の季節感を上手に取り入れながら、0歳児クラスの11月にぴったりなおたよりの書き方と文例を紹介します。
そのまま使えるフルバージョン例文や、家庭との連携を意識したやさしい表現のコツもまとめました。
読む人の心にあたたかく届くおたよりづくりのヒントを、一緒に見ていきましょう。
11月のおたよりづくりで伝えたい0歳児の姿
11月は秋の深まりとともに、園の中でも子どもたちの動きや表情がぐんと豊かになる時期です。
おたよりでは、この季節ならではの自然や空気感を感じながら、0歳児の小さな成長を丁寧に伝えていくことが大切です。
秋ならではの季節感をおたよりでどう表現する?
11月のおたよりでは、季節を感じる一言を添えるだけで文章がぐっと温かくなります。
たとえば、「木々が赤や黄色に色づき、園庭にも落ち葉のじゅうたんが広がっています」など、目に浮かぶ描写を入れると読者の想像が膨らみます。
また、「ひなたのあたたかさにほっとする」「風が頬をやさしくなでる」といった五感に訴える表現も効果的です。
| 季節感を伝える表現例 | 使えるフレーズ |
|---|---|
| 気温の変化 | 朝夕の風が冷たくなり、冬の足音が少しずつ近づいてきました。 |
| 自然の様子 | 落ち葉を踏むカサカサという音に、子どもたちは耳を傾けています。 |
| 日常の情景 | ぽかぽか陽気の日には、園庭でごろんと寝転ぶ姿も見られます。 |
自然を感じる描写を一文入れるだけで、おたよりに季節の深みが生まれます。
0歳児の発達に合わせた「成長の描き方」のコツ
0歳児クラスでは、はいはい・つかまり立ち・笑顔での反応など、毎日の中に小さな変化がたくさんあります。
その一つひとつを「できるようになったこと」として具体的に書くと、保護者にも成長が伝わりやすくなります。
たとえば、「○○ちゃんはお友だちのところまでずりばいで行けるようになりました」「保育者の声に振り向いて、にっこり笑う姿が見られます」などです。
| 成長を伝える表現例 | 例文 |
|---|---|
| 運動面 | つかまり立ちをして、手をぱちぱちと叩いて喜ぶ姿が見られます。 |
| 感情表現 | 名前を呼ばれると「はーい」と手を挙げるようになりました。 |
| コミュニケーション | お友だちと顔を見合わせて笑い合う場面も増えています。 |
「どんな姿が見られたのか」を一文で描くことが、保護者への安心につながります。
子どもたちの“今”をていねいに言葉にすることが、11月のおたよりづくりの第一歩です。
0歳児クラスの11月にぴったりなおたより構成
11月のおたよりでは、季節の挨拶や子どもたちの様子だけでなく、家庭とのつながりを意識した構成にすると読みやすくなります。
ここでは、おたより全体の流れと、それぞれのパートで使える具体的な文例を紹介します。
あいさつ文で季節と子どもの様子をつなぐ方法
最初のあいさつ文では、季節を感じる言葉と子どもの姿を自然につなげるのがポイントです。
堅苦しくならず、「秋らしさ+子どもたちの表情」で始めると温かみのある印象になります。
| タイプ | あいさつ文例 |
|---|---|
| 基本形 | 朝夕の風が冷たくなり、園庭の木々も少しずつ色づいてきました。落ち葉を拾っては嬉しそうに見せてくれる子どもたちの姿に、秋の深まりを感じます。 |
| 柔らかい印象 | 日だまりの中でごろんと寝転ぶ姿がなんともかわいらしく、ほっと心が和む季節になりましたね。 |
| 自然描写を強調 | 木漏れ日の中で笑う子どもたちの声が、秋空に元気よく響いています。 |
あいさつ文は短くても、自然の描写を添えるだけで印象的になります。
遊び・生活の場面で使える表現例
11月は戸外あそびが気持ちの良い季節です。
風の音、木の実、落ち葉など、五感を刺激するあそびをおたよりに取り入れると、保育の様子がリアルに伝わります。
| シーン | 文例 |
|---|---|
| 戸外あそび | 落ち葉を踏んで「カサカサ」と音を楽しんだり、どんぐりを手にとってじっと見つめたりする姿が見られます。 |
| 室内あそび | 布あそびや音の出るおもちゃを楽しみながら、笑顔で手を伸ばす姿が増えてきました。 |
| 絵本の時間 | ページをめくるたびに「これなに?」というように指をさす子もいて、好奇心が育っています。 |
子どもたちの行動を“動きのある表現”で描くと、文章が生き生きとします。
家庭と園をつなぐ「健康・衣服」メッセージの書き方
おたよりでは、保護者に安心してもらえるように、家庭との連携メッセージを添えるとより丁寧な印象になります。
堅い表現ではなく、「子どもたちが快適に過ごせるように」という気持ちを中心に書きましょう。
| テーマ | 文例 |
|---|---|
| 衣服の調整 | 朝と昼で温度差を感じる日が続いています。登園時は上着で調整し、園では動きやすい服装で過ごせるようにしています。 |
| 家庭との連携 | お家でも、園での様子を話題にしていただけると、子どもたちの嬉しそうな表情が見られます。 |
| お知らせ文例 | ブランケットやお着替えの補充など、ご協力ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。 |
家庭とのやり取りは、お願いではなく“協力のお願い”として柔らかく表現するのがポイントです。
あたたかい言葉づかいで保護者との信頼関係を築きましょう。
そのまま使える!11月のおたより文例集(0歳児クラス向け)
ここでは、実際に使いやすい11月のおたより文例を紹介します。
短めの挨拶文から、フルバージョンの完成例まで揃えているので、そのまま使ったり、アレンジして使ったりできます。
季節の挨拶を中心にしたおたより文例
まずは、秋の風景や季節の変化を中心に書くパターンです。
園での様子を自然と結びつけることで、あたたかい印象になります。
| 文例タイプ | 例文 |
|---|---|
| 基本文 | 朝夕の空気がひんやりとしてきましたね。園庭の木々も少しずつ色づき、落ち葉を拾っては見せてくれる子どもたちの姿に、季節の移り変わりを感じます。 |
| 柔らかめ | 木漏れ日の下で笑う子どもたちの声が園庭に広がり、秋の空気の中にやさしいぬくもりを感じます。 |
| 情景描写多め | 落ち葉のじゅうたんの上をちょこんと歩く姿や、どんぐりを手のひらにのせてじっと見つめる姿に、子どもたちの小さな成長が感じられます。 |
挨拶文では、「自然+子どもの動き」を一文にまとめると印象的になります。
成長・生活リズムを伝えるおたより文例
子どもたちの成長や生活の様子を中心にした文例です。
0歳児の変化は日々の積み重ねなので、小さなエピソードを丁寧に書くのがコツです。
| 文例タイプ | 例文 |
|---|---|
| 成長を伝える | はいはいで好きな場所へ向かう姿が増え、つかまり立ちに挑戦する子も見られるようになりました。自分の気持ちをしっかりと表現する姿がかわいらしいです。 |
| 生活の様子 | お気に入りのおもちゃを見つけると、手を伸ばして夢中で遊ぶ姿が見られます。少しずつ集中して遊ぶ時間が増えてきました。 |
| 人との関わり | 保育者の顔を見るとにっこり笑ったり、手を伸ばして「だっこ」と伝えたりする姿が増えています。 |
日常の中の「できるようになった瞬間」を一文で描くと、保護者の共感を得やすくなります。
家庭へのお願いを添えたおたより文例
最後は、家庭へのメッセージを優しく添える文例です。
季節の変化に触れながら、保護者への感謝と協力をお願いする形が自然です。
| 文例タイプ | 例文 |
|---|---|
| 衣服に関するお願い | 朝晩の気温差がある日が続いています。登園時は上着で調節し、園では動きやすい服装で過ごせるようご準備をお願いします。 |
| 園との連携 | ご家庭での様子もお聞かせいただけると、園での関わりに生かすことができます。お気づきのことがあれば、いつでもお声かけください。 |
| 感謝を伝える | 日々のご協力、ありがとうございます。これからも子どもたちが安心して過ごせるよう、職員一同見守っていきます。 |
お願いの文は「〜してください」ではなく「〜していただけると助かります」と柔らかく書くのがポイントです。
フルバージョン例文(そのまま使える11月おたより全文)
最後に、挨拶・成長・家庭連携をすべて含んだ、使いやすいフルバージョンの例文を紹介します。
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朝夕の風が冷たくなり、園庭の木々も赤や黄色に色づいてきました。お散歩中に見つけた落ち葉を手に取り、じっと見つめたり、ぱらぱらと落としてみたりと、秋の自然を五感で楽しむ姿が見られます。
最近では、はいはいでお友だちのところへ向かったり、保育者に手を伸ばして抱っこを求めたりと、自分の気持ちを表現する場面が増えてきました。一人ひとりのペースを大切にしながら、その瞬間の笑顔や仕草を見守っています。
朝晩の寒さが感じられるようになってきました。登園時は上着などで調節し、園では動きやすい服装で過ごせるようご協力をお願いいたします。引き続き、ご家庭との連携を大切にしながら、あたたかい時間を過ごしていきたいと思います。
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フルバージョンは、季節感・成長・連携の3要素をバランスよく組み合わせるのがコツです。
おたより作成の3つのポイント
おたよりは、子どもたちの姿を伝えるだけでなく、保護者との信頼関係を育てる大切なツールです。
ここでは、読みやすく、共感を呼ぶおたよりをつくるための3つのコツを紹介します。
季節と子どもの成長を具体的に結びつける
「季節の言葉」と「子どもの動き」を一緒に描くことで、読む人の心に情景が浮かびやすくなります。
たとえば、「落ち葉を手に取りながらじっと見つめる」「秋風を感じながらはいはいで進む」といった描写です。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| 秋になりました。子どもたちは元気に過ごしています。 | 秋風が心地よい園庭で、落ち葉を拾っては笑顔を見せる子どもたちの姿が見られます。 |
季節を“感じる”描写があると、おたより全体に温度が生まれます。
保護者が共感しやすい書き方のコツ
おたよりの目的は「園の報告」だけではなく、保護者と気持ちを共有することです。
「おうちでもこんな様子はありますか?」と問いかけるような言葉を入れると、親しみが生まれます。
| シーン | 共感を生む書き方例 |
|---|---|
| 日常の遊び | お気に入りのおもちゃを見つけると夢中で遊ぶ姿に、成長を感じます。お家でも同じような姿が見られるかもしれませんね。 |
| 生活リズム | 食事やお昼寝の時間が安定してきて、園でも落ち着いて過ごせるようになってきました。 |
| 人との関わり | 保育者のまねをして笑ったり、手を伸ばしてふれあいを楽しむ姿がかわいらしいです。 |
「伝える」より「一緒に感じる」姿勢を意識することで、信頼感が高まります。
短くても心が伝わる分量とトーンの工夫
おたよりは忙しい保護者にも読みやすく、1〜2分で読める分量が理想です。
シンプルな言葉選びと、あたたかいトーンを意識するだけで、読み手の印象が大きく変わります。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 文の長さ | 1文は50〜70文字程度で区切ると読みやすくなります。 |
| トーン | です・ます調で、保護者に話しかけるような柔らかい口調に。 |
| 構成 | 「挨拶 → 成長 → 家庭連携」の流れを守ると自然にまとまります。 |
長さよりも、読む人の気持ちに寄り添う文を意識することが大切です。
“短くても心に残る”おたよりを目指しましょう。
まとめ|秋のぬくもりを感じるおたよりで心をつなぐ
11月のおたよりは、季節のうつろいとともに、0歳児の小さな成長をやさしく伝えることが大切です。
毎日の中で見つけた笑顔やしぐさを丁寧に言葉にすることで、保護者に安心と喜びを届けられます。
文章をつくるときは、「自然」「子ども」「つながり」の3つを意識すると、あたたかく読みやすい内容になります。
| ポイント | 意識すること |
|---|---|
| 自然 | 季節の風景や音を一文に入れて、情景を描く。 |
| 子ども | 成長や表情を具体的に伝える。 |
| つながり | 保護者と園が協力し合うメッセージを添える。 |
おたよりは、子どもたちの「今」を未来へつなぐ記録でもあります。
読むたびにその時の笑顔が思い出せるような、やさしい言葉を選んでいきましょう。
11月の空気のように、やわらかく、心があたたまるおたより。
それが、保護者と園をつなぐ「ことばの架け橋」になります。

