商品に不備があったときや、顧客から返品依頼を受けたとき、どんなメールを送れば良いか悩む方は多いですよね。
返品対応のメールは、企業の印象を左右する大切なやり取りです。
誠意を伝えながら、必要な情報を正確に伝えることが求められます。
この記事では、「返品対応 メール 例文」をテーマに、状況別にすぐ使えるテンプレートを豊富に紹介します。
不良品への対応・お客様都合の返品・取引先とのやり取りなど、実務にそのまま使える例文を多数掲載。
また、印象を良くする書き方のコツや、避けたいNG表現も分かりやすく解説します。
この1記事で、どんなシーンでも安心して使える「信頼を生むメール対応」が身につきます。
すぐ使える!返品対応メールの例文テンプレート集【フル文付き】
この章では、実際のビジネスシーンですぐに使える返品対応メールの文例を紹介します。
どのケースでも共通して大切なのは、相手に不快感を与えず、誠意を伝えるトーンであることです。
状況に合わせてコピー&アレンジできるよう、基本・丁寧・短縮など複数パターンを掲載します。
不良品が届いた場合のメール例文(基本・丁寧・短縮版)
不良品の報告を受けた際は、まずお詫びと対応方針を明確に伝えることが重要です。
| パターン | 例文 |
|---|---|
| 基本 |
件名:【お詫び】商品不備に関するご連絡 〇〇様 いつも弊社をご利用いただき誠にありがとうございます。 このたびはお届けした商品に不備があり、ご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます。 現品を確認させていただきたく、恐れ入りますが同梱の伝票にて着払いでご返品をお願いいたします。 確認後、良品を改めてお送りいたします。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
| 丁寧 |
件名:【お詫び】お届け商品の不備について 〇〇様 平素より弊社商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。 このたびはお届けした商品に不備がございましたこと、深くお詫び申し上げます。 お手数をおかけいたしますが、着払いにてご返品をお願いいたします。 確認の上、速やかに代替品をお送りいたします。 重ねてお詫び申し上げます。 |
| 短縮 |
件名:【お詫び】商品の不備について 〇〇様 商品不備によりご迷惑をおかけし申し訳ございません。 着払いでご返品ください。確認次第、交換品を発送いたします。 |
お客様都合での返品希望メール例文(条件付き・柔らか表現版)
お客様都合の返品では、条件を明確に伝えつつ、断定的にならない表現を心がけましょう。
| パターン | 例文 |
|---|---|
| 条件付き |
件名:【ご案内】返品希望商品について 〇〇様 このたびはご注文いただき誠にありがとうございます。 ご返品の件、承知いたしました。 お客様都合による返品は未使用・未開封の商品に限りお受けしております。 送料はお客様のご負担にて、商品到着後7日以内に下記住所へお送りください。 (住所情報) 返品確認後、返金手続きを進めます。 |
| 柔らか表現 |
件名:【ご連絡】返品の件について 〇〇様 いつも当店をご利用いただきありがとうございます。 ご返品希望の件につきまして、未使用・未開封の状態でしたらお受け可能です。 恐れ入りますが、送料はお客様のご負担をお願いしております。 お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 |
取引先からの返品依頼への返信例(ビジネスフォーマル版)
取引先対応では、迅速かつ信頼性のあるトーンで明確に伝えることが求められます。
件名:【ご連絡】返品の件について
株式会社〇〇
〇〇様
平素より大変お世話になっております。〇〇株式会社の△△でございます。
ご連絡いただきました商品の返品について、内容を確認いたしました。
こちらで返品をお受けいたしますので、下記手順にてご対応ください。
(返品手順)
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
返品内容の確認を依頼する返信例(質問+フォロー型)
返品希望の背景を確認する際は、質問が多くなりすぎないよう配慮しながら聞き出すことがポイントです。
件名:【ご確認】返品希望について
〇〇様
ご連絡ありがとうございます。
返品をご希望とのことですが、詳細を確認させていただきたく存じます。
恐れ入りますが、以下の情報をご教示ください。
- 注文番号
- 商品の状態(破損・汚損など)
ご返信を確認後、速やかに対応いたします。
【フルバージョン例文】トラブルから信頼回復までの完全返信テンプレート
以下は、初回の連絡から対応完了までを一通のメールで完結させる「信頼回復型」のフル文例です。
件名:【お詫びとご案内】商品不備に関するご対応について
〇〇様
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。
このたびはお届けした商品に不備があり、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
現品を確認させていただくため、同梱の伝票にて着払いでご返品ください。
到着後、良品を速やかに発送いたします。
ご不快な思いをおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
誠意をもって対応することで、トラブルを信頼関係の再構築につなげられます。
返品対応メールの書き方ガイド|信頼を失わないための基本構成
この章では、返品対応メールを書く際に押さえておきたい基本構成と文章の流れを解説します。
単に情報を伝えるだけでなく、相手が「きちんと対応してくれた」と感じる丁寧なトーンが大切です。
ここでは、誰が読んでも安心できる標準的な書き方の型を紹介します。
件名で「要件+誠意」を同時に伝える
件名は開封率を大きく左右します。
短く、かつ誠意が感じられる文面にしましょう。
| 良い例 | 悪い例 |
|---|---|
| 【お詫び】商品不備に関するご連絡 | 商品について |
| 【ご案内】返品手続きの方法について | 返品 |
「どんな内容のメールか」が一目で分かる件名にすることが信頼の第一歩です。
冒頭文で相手の気持ちを受け止めるコツ
本題に入る前に、お礼や理解を示す一文を添えると印象が大きく変わります。
| 書き出し例 |
|---|
|
いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。 このたびはご連絡をいただき、心より感謝申し上げます。 お届けした商品に関しまして、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 |
この段階で「相手の立場を理解している」と伝えることが大切です。
返品理由・状況を丁寧に確認する方法
状況を正確に把握することで、誤解や再トラブルを防げます。
ただし、質問が多すぎると相手に負担をかけてしまうため、最小限にまとめましょう。
| 記載例 |
|---|
|
恐れ入りますが、確認のため以下の情報をご教示ください。
|
質問文には「恐れ入りますが」「お手数をおかけしますが」などのクッション言葉を必ず添えましょう。
対応方針をわかりやすく案内する書き方
返品や交換の条件は、曖昧にせず明確に伝えることが重要です。
特に「返品方法」「送料負担」「返金までの流れ」などは具体的に示しましょう。
| 対応文例 |
|---|
|
ご返品を確認次第、新しい商品を発送させていただきます。 返品方法につきましては、同梱の伝票をご利用ください。 着払いにてお送りいただければ結構です。 |
「いつ」「どのように」対応するのかを明確に伝えると安心感につながります。
最後に印象を良くするお詫び・感謝表現
メールの締めくくりでは、誠意ある言葉で終えるのが基本です。
短い文章でも、真摯なトーンを意識しましょう。
| 締めくくり例 |
|---|
|
このたびはご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。 今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。 |
最後の一文が、企業の印象を決めると言っても過言ではありません。
相手の印象を損ねないためのメールマナー5選
どんなに内容が正しくても、伝え方を誤ると「冷たい」「失礼」といった印象を与えてしまいます。
この章では、ビジネスメールで信頼を守るために欠かせない5つのマナーを紹介します。
これらを押さえておけば、どんな状況でも落ち着いたやり取りができます。
感情を抑えて誠実なトーンを維持する
返品対応では、相手が不満を抱えていることが多いため、冷静な文調が不可欠です。
怒りや焦りを感じさせる表現を避け、淡々と事実と対応を伝えるようにしましょう。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| 弊社ではそのような不備は発生しません。 | ご指摘の件、状況を確認させていただきます。 |
| そちらの確認不足ではないでしょうか。 | ご不便をおかけし申し訳ございません。詳細を確認いたします。 |
防御的・攻撃的な言葉は避け、「確認いたします」「お手数をおかけします」といった中立的な表現を使いましょう。
クッション言葉を使って依頼をやわらかく
返品手続きなどで相手に行動をお願いする際は、命令形ではなくクッション言葉を添えるのが基本です。
| クッション言葉の例 | 使用例 |
|---|---|
| 恐れ入りますが | 恐れ入りますが、返品方法のご確認をお願いいたします。 |
| お手数をおかけいたしますが | お手数をおかけいたしますが、商品の状態をご教示ください。 |
| ご多忙のところ恐縮ですが | ご多忙のところ恐縮ですが、ご返信をお願い申し上げます。 |
依頼を柔らかく伝えることで、相手の負担感を減らし、協力的な関係を築けます。
自社らしい表現で温かみを出す
テンプレートをそのまま使うと、事務的で冷たい印象になりがちです。
「いつもありがとうございます」や「今後ともよろしくお願いいたします」など、ブランドらしい一言を加えることで温かみが生まれます。
| 例文 |
|---|
|
〇〇様、いつも当店をご利用いただき誠にありがとうございます。 このたびはご不便をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 今後も安心してお買い物いただけるよう努めてまいります。 |
自社の雰囲気に合わせた言葉づかいが、メールの印象を左右します。
誤字脱字・誤送信を防ぐ確認ルール
メール送信前には、誤字や宛先ミスを必ず確認しましょう。
ビジネスでは「速さより正確さ」が信頼につながります。
| チェックリスト |
|---|
|
ミスのないメールは、それだけで「丁寧な人」という印象を与えます。
テンプレートを「自社仕様」にアレンジする方法
ネット上のテンプレートは便利ですが、全く同じ文面を使うと無機質に感じられることがあります。
文末の挨拶や謝罪のトーンを自社らしく調整してみましょう。
| 例 | アレンジ後 |
|---|---|
| 今後ともよろしくお願いいたします。 | 今後とも〇〇ショップをどうぞよろしくお願いいたします。 |
| ご迷惑をおかけし申し訳ございません。 | このたびはご不快な思いをおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。 |
一言の工夫で「他社にはない誠実な対応」を感じさせるメールに変わります。
NGメールと改善例|悪印象にならない言い換え集
この章では、つい使ってしまいがちな「印象を悪くする表現」と、それを自然に言い換える方法を紹介します。
少しの言葉遣いの違いが、相手に与える印象を大きく変えることがあります。
自社の信頼を守るためにも、NG例と改善例をしっかり押さえておきましょう。
「責任転嫁」に聞こえる表現の直し方
返品対応で最も避けたいのは、「自分たちは悪くない」と受け取られてしまう書き方です。
相手が悪いという印象を与えず、事実を柔らかく伝える言い換えを意識しましょう。
| NG例 | 改善例 |
|---|---|
| お客様の保管状態に問題があったようです。 | 商品の状態につきまして、念のため詳しく確認させていただけますでしょうか。 |
| 当社ではそのような不備は確認されておりません。 | 現状の確認を進めております。詳細が分かり次第ご連絡申し上げます。 |
| 弊社の責任ではございません。 | 原因を調査のうえ、最善の対応を検討いたします。 |
「責任を切り離す」のではなく、「状況を共有する」意識で書くのがポイントです。
「曖昧すぎる」返信を改善する具体例
トラブル対応メールで曖昧な表現を使うと、対応に不安を与えてしまいます。
相手が次に何をすればいいか分かるよう、行動を明確に示しましょう。
| NG例 | 改善例 |
|---|---|
| できるだけ早く対応いたします。 | 本日中に確認のうえ、明日までにご連絡差し上げます。 |
| 後ほどご連絡いたします。 | 〇月〇日(曜日)までに担当よりご連絡いたします。 |
| 検討いたします。 | 社内で確認のうえ、対応可否を〇日以内にご案内いたします。 |
「いつ」「誰が」「どうするか」を具体的に伝えると、相手の不安を解消できます。
「冷たい印象」を与えないトーンの工夫
正しい敬語でも、感情のこもらない文章はそっけなく感じられます。
わずかに表現を加えるだけで、ぐっと印象がやわらかくなります。
| NG例 | 改善例 |
|---|---|
| 了解しました。 | 承知いたしました。ご連絡ありがとうございます。 |
| 確認します。 | 確認のうえ、改めてご連絡いたします。 |
| 以上、よろしくお願いします。 | 何卒よろしくお願い申し上げます。 |
「少し長くても、丁寧に」が好印象のコツです。
表現トーン別の改善まとめ表
下の表は、よくあるNG表現をシーン別にまとめた一覧です。
| シーン | NG表現 | 改善表現 |
|---|---|---|
| お詫び | 申し訳ありません。 | ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。 |
| 依頼 | 返信ください。 | お手数をおかけいたしますが、ご返信をお願い申し上げます。 |
| 確認 | 確認してください。 | 恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。 |
| 感謝 | ありがとう。 | ご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 |
どの表現も「丁寧・明確・共感的」であることが共通点です。
言葉を少し変えるだけで、メール全体の印象は格段に良くなります。
まとめ|誠意ある返品対応メールで信頼を積み重ねよう
ここまで、返品対応メールの基本構成から具体的な例文、そして印象を良くするマナーまでを紹介してきました。
返品対応のメールは、単なる事務連絡ではなく、相手との信頼を築く大切な機会です。
誠実な言葉選びと明確な説明を意識するだけで、企業や店舗の印象は大きく変わります。
本記事のポイントを改めて整理すると、次の5点が重要です。
| ポイント | 概要 |
|---|---|
| 1. 件名は具体的に | 「返品」「ご案内」「お詫び」などを含めて内容を明確に。 |
| 2. 冒頭で感謝と理解を伝える | 相手の気持ちを受け止める一文を入れる。 |
| 3. 状況確認は丁寧に | 質問は最小限にし、クッション言葉を添える。 |
| 4. 対応方針を明確に | 「いつ・どうやって」を具体的に説明する。 |
| 5. 最後に誠意ある締め言葉を | お詫びと感謝を添えて信頼を締めくくる。 |
「正確・丁寧・誠実」この3つが揃えば、どんな場面でも安心して送れるメールになります。
返品対応は、相手の信頼を再び得るチャンスです。
一通一通のメールを丁寧に仕上げていくことで、長く続く良好な関係を築くことができるでしょう。

