ビジネスメールで複数の資料を送るとき、「2回に分けて送ります」と伝える場面は意外と多いですよね。
しかし、その一言の伝え方を誤ると、「添付忘れ?」と思われたり、相手が混乱してしまうこともあります。
この記事では、相手に安心感を与える「2回に分けて送ります」の正しい書き方やマナー、そしてすぐに使える具体的な例文を多数紹介します。
そのまま使えるフルバージョン例文や英語版まで網羅しているので、実務で迷わず使える内容です。
ビジネスメールの印象をアップさせたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ビジネスメールで「2回に分けて送ります」と伝える理由
ビジネスメールで「2回に分けて送ります」という一文を添えることには、思った以上に大きな意味があります。
この章では、その理由を具体的な場面とともに解説していきます。
なぜ事前に伝えることが大切なのか
メールで複数の資料やファイルを送る際、相手は「すべて届いているか」を一目で判断することが難しい場合があります。
そのため、あらかじめ「2回に分けて送ります」と伝えておくことで、受け取る側は「このメールは1回目だな」「次にもう1通来るのだな」と理解できます。
この一言があるかどうかで、相手の安心感や仕事のスムーズさが大きく変わります。
| 伝えるパターン | 相手の受け取り方 |
|---|---|
| 「2回に分けて送ります」と事前に伝える | 安心して受信を待てる |
| 説明なしで2通に分けて送る | 「添付忘れ?」と不安になる |
相手に安心感を与えるメールのポイント
分割送信をするときは、単に「2回に分けて送ります」と言うだけでなく、「なぜ分けるのか」も伝えると丁寧です。
例えば、「ファイル容量が大きいため」「確認しやすいように」という理由を添えると、相手も納得しやすくなります。
また、1通目では「続けて別メールでお送りします」、2通目では「こちらが最終の送信です」と明示するのがポイントです。
| 送信回 | 添える言葉の例 |
|---|---|
| 1通目 | 「このあと、もう1通お送りします」 |
| 2通目 | 「こちらが最終の送信となります」 |
「分けて送ります」を伝えないと起こるトラブル例
もし何も説明せずにファイルを複数回に分けて送ると、相手は「添付漏れ」や「通信エラー」と誤解することがあります。
たった一言の不足が、メールの信頼性を下げてしまうこともあるのです。
特に初めてやり取りする相手や、社外クライアントには丁寧な説明が欠かせません。
「2回に分けて送ります」と明記することは、思いやりとビジネスマナーの基本です。
| ありがちなトラブル | 原因 | 防止策 |
|---|---|---|
| 相手が資料を見落とす | 分割送信の説明不足 | 「1通目」「2通目」を明示 |
| 確認漏れが起きる | 件名が似すぎている | 件名に(1/2)(2/2)を入れる |
このように、「2回に分けて送ります」という一言は、相手への配慮と信頼を守るための重要な要素なのです。
ビジネスメールは「内容」だけでなく、「伝え方」で印象が決まる。
次の章では、実際にどのように書けば自然で丁寧に伝わるのかを、具体的な構成とフレーズ例を交えて解説していきます。
「2回に分けて送ります」と伝えるときの基本構成
「2回に分けて送ります」と伝えるメールには、いくつかの基本パターンがあります。
ここでは、相手にとってわかりやすく、丁寧な印象を与えるための書き方を、構成ごとに整理して紹介します。
①メールの目的を伝える
まず最初に、「なぜメールを送るのか」を簡潔に伝えます。
この一文があるだけで、相手はメールの目的をすぐに理解できます。
たとえば以下のような書き出しが自然です。
| 目的 | 書き方の例 |
|---|---|
| 資料送付 | ご依頼いただいた資料をお送りいたします。 |
| 会議関連 | 先日の会議資料をお送りします。 |
| 社内共有 | 社内で共有するためのデータをお送りします。 |
相手がメールを開いた瞬間に内容を理解できることが、丁寧なビジネスメールの第一歩です。
②2回に分けて送る理由を説明する
次に、「なぜ2回に分けて送るのか」を説明しましょう。
理由を明確にすることで、相手が安心して受信できます。
一般的には、以下のような表現が使いやすいです。
| 状況 | 使えるフレーズ |
|---|---|
| ファイルが大きい場合 | 資料の容量が大きいため、2回に分けて送信いたします。 |
| 複数資料を整理して送りたい場合 | 内容ごとに分けて2回に分けてお送りします。 |
| 確認しやすくしたい場合 | ご確認いただきやすいよう、2回に分けて送付いたします。 |
この部分では、説明が長くなりすぎないよう注意しましょう。
短く、理由が明確であれば十分に伝わります。
③確認や返信を促す一言で締める
メールの最後には、確認や返信を促す一文を加えると印象が良くなります。
たとえば次のような文が使えます。
| 目的 | 締めくくりの一言 |
|---|---|
| 資料送付 | ご確認のほどよろしくお願いいたします。 |
| 受信確認 | 受信に問題がございましたらお知らせください。 |
| 継続送信 | 続けて、もう1通お送りいたします。 |
こうした一言があることで、メール全体に柔らかさが生まれ、相手も返信しやすくなります。
使える定型フレーズ集(短文テンプレ10選)
ここでは、「2回に分けて送ります」と伝えるときに使える短いフレーズをまとめました。
そのままコピペして使える実用的なテンプレートです。
| シーン | フレーズ例 |
|---|---|
| 1通目で伝える | 資料の容量が大きいため、2回に分けてお送りします。 |
| 2通目で補足する | 前回に続き、残りの資料をお送りいたします。 |
| 初めての相手に丁寧に伝える | 容量の関係で、2回に分けて送信させていただきます。 |
| 社内宛てでカジュアルに | データ量が多いため、2回に分けて送ります。 |
| 確認を促す | 受信状況に問題があればご一報ください。 |
| 送信予定を明確に | 続けてもう1通お送りいたしますので、ご確認ください。 |
| 完了報告 | こちらが最終の送信となります。 |
| 分割理由を明確に | ご確認いただきやすいよう、2回に分けて送付しております。 |
| 納品メールなど | 納品データを2回に分けて送付いたします。 |
| トラブル回避 | 容量制限のため、2通に分けて送信しております。 |
短くても丁寧な一文が、相手への配慮を伝える鍵になります。
次の章では、実際に使える「1通目」「2通目」「英語版」などの具体的な例文を紹介します。
ビジネスメール例文集(実務で使える完全版)
ここからは、実際の業務ですぐに使える「2回に分けて送ります」メールの例文を紹介します。
1通目・2通目・フォーマル・カジュアル・英語版まで、幅広い場面に対応できるよう構成しています。
【例文①】資料送付の1通目(正式な文面)
まずは、取引先など社外に向けた1通目の送信メールの例です。
件名にも「(1/2)」を入れることで、相手が受信順を把握しやすくなります。
| 件名 | ご依頼資料送付(1/2) |
|---|
○○株式会社 ○○様 いつもお世話になっております。△△株式会社の□□です。 ご依頼いただいておりました「○○プロジェクト」の資料をお送りいたします。 資料の容量が大きいため、2回に分けて送信いたします。 本メールでは、前半の資料(A・B)を添付しております。 残りの資料は、続けて別メールにてお送りいたします。 ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― △△株式会社 □□ E-mail:xxxx@sample.co.jp Tel:03-xxxx-xxxx ――――――――――――――――
1通目では「次のメールがある」ことを明示するのがポイントです。
【例文②】資料送付の2通目(完了連絡付き)
次は、続きの資料を送る2通目のメールです。
「これが最終の送信です」と書き添えることで、相手が受信完了を判断しやすくなります。
| 件名 | ご依頼資料送付(2/2) |
|---|
○○株式会社 ○○様 お世話になっております。△△株式会社の□□です。 前回に続き、「○○プロジェクト」の残りの資料をお送りいたします。 こちらが最終の送信となります。 お手数ですが、受信に問題がないかご確認ください。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― △△株式会社 □□ E-mail:xxxx@sample.co.jp Tel:03-xxxx-xxxx ――――――――――――――――
2通目では「完了した」ことを明確にするのが大切です。
【例文③】クライアント向け丁寧バージョン
相手が取引先や上司など、特に丁寧さを求められる場合の文例です。
○○株式会社 ○○様 いつもお世話になっております。△△株式会社の□□でございます。 ご依頼いただいておりました資料をお送り申し上げます。 資料のデータ容量が大きいため、2回に分けてお送りいたします。 本メールでは1回目の資料を添付しております。 続けて、2通目にて残りの資料をお送りいたしますので、 お手数ですが併せてご確認いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――――― △△株式会社 □□ E-mail:xxxx@sample.co.jp Tel:03-xxxx-xxxx ――――――――――――――――
「申し上げます」「いただけますと幸いです」などの柔らかな敬語が、フォーマルな印象を作ります。
【例文④】社内メール向けカジュアルバージョン
社内メンバーに資料を共有するときは、もう少しくだけたトーンでも問題ありません。
○○さん 資料のデータが大きいので、2回に分けて送ります。 このメールには前半の資料を添付しています。 続けて、後半の資料をもう1通で送ります。 受信できたら一言もらえると助かります。 □□
社内宛てでは、簡潔かつ分かりやすい文体が好まれます。
【例文⑤】英語メールでの「2回に分けて送ります」
海外の取引先に送る場合は、英語でも丁寧に伝えましょう。
Subject: Project Files (1/2) Dear Mr. Smith, I am sending you the project files you requested. As the total file size is large, I will send them in two separate emails. This is the first email with part 1 of the files attached. I will send the remaining files in the next email shortly. Best regards, Taro Yamada XYZ Corporation
英語でも “I will send them in two separate emails.” が自然で丁寧な言い回しです。
【特集】1通目+2通目のフルバージョン例文セット(件名〜署名まで完全例)
最後に、件名から署名まで一連の流れを確認できる「完全版フルセット」を紹介します。
| 1通目 | 2通目 |
|---|---|
件名:製品カタログ送付(1/2) ○○株式会社 ○○様 いつもお世話になっております。△△株式会社の□□です。 製品カタログをお送りいたします。 容量が大きいため、2回に分けて送信いたします。 本メールでは前半(A~D)を添付しております。 続けて、残りのカタログを別メールにてお送りします。 ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― △△株式会社 □□ E-mail:xxxx@sample.co.jp Tel:03-xxxx-xxxx ―――――――――――――――― |
件名:製品カタログ送付(2/2) ○○株式会社 ○○様 お世話になっております。△△株式会社の□□です。 前回に続き、残りの製品カタログをお送りいたします。 こちらが最終の送信となります。 お手数ですが、受信に問題がないかご確認ください。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――― △△株式会社 □□ E-mail:xxxx@sample.co.jp Tel:03-xxxx-xxxx ―――――――――――――――― |
このフルセットを使えば、初めての相手にも安心して資料を送ることができます。
次の章では、逆に「やってはいけないメール例」から、伝わる書き方のコツを学びましょう。
NGメールと改善例で学ぶ伝え方の違い
ここでは、「2回に分けて送ります」と伝えるときによくある失敗例を紹介します。
間違った書き方を知っておくことで、相手に伝わりやすく、信頼されるメールへと改善できます。
NG例①:「添付のみ」で送ってしまうケース
ありがちなミスのひとつが、説明なしでファイルだけを送るケースです。
このようなメールは、相手にとって非常に不親切に感じられます。
| NGメール例 | 問題点 |
|---|---|
件名:資料送付 (本文なし・ファイルのみ添付) |
・どんな資料なのかが不明。 ・メールが分割送信なのか判断できない。 ・ビジネスマナーとして印象が悪い。 |
このような場合は、たとえ短文でも一言添えるだけで印象が大きく変わります。
| 改善例 |
|---|
件名:ご依頼資料送付(1/2) ○○株式会社 ○○様 お世話になっております。△△株式会社の□□です。 ご依頼の資料をお送りいたします。 容量が大きいため、2回に分けて送信しております。 続けてもう1通お送りしますので、ご確認ください。 |
短い文でも「なぜ」「どのように」送っているかを伝えることが重要です。
NG例②:2通目に補足を入れないケース
1通目で「2回に分けて送ります」と書いても、2通目に何も書かないと相手が混乱することがあります。
受け取る側が「これで全部?」と迷ってしまうのです。
| NGメール例 | 問題点 |
|---|---|
件名:資料送付(2/2) (本文) 資料をお送りします。 |
・前回の続きであることが明確でない。 ・完了報告がないため、相手が判断できない。 |
2通目では「こちらが最終送信です」と書くことで、受け取る側が安心できます。
| 改善例 |
|---|
件名:ご依頼資料送付(2/2) ○○株式会社 ○○様 お世話になっております。△△株式会社の□□です。 前回に続き、残りの資料をお送りいたします。 こちらが最終の送信となります。 お手数ですが、受信のご確認をお願いいたします。 |
「続き」「最終」などの言葉を明示することで、相手の確認作業がスムーズになります。
NG例③:件名がわかりにくいケース
件名に「(1/2)」「(2/2)」を入れないと、複数メールを見たときに順番が分かりにくくなります。
また、「資料送付」だけでは内容が抽象的で、どの資料なのかが曖昧です。
| NG件名例 | 改善後 |
|---|---|
| 資料送付 | ご依頼資料送付(1/2) |
| データ送信 | 4月会議資料送付(2/2) |
件名を工夫するだけで、受信フォルダ内での識別性が大幅に上がります。
相手に「整理しやすい」と思わせるメールこそ、信頼されるメールです。
送信前に見直したいチェックポイント
最後に、2回に分けて送信する際のチェック項目をまとめます。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 件名 | (1/2)(2/2)などの番号を明記しているか |
| 本文 | 「なぜ分けるのか」を明確に説明しているか |
| 2通目 | 「最終送信」と明記しているか |
| 添付ファイル | ファイル漏れ・重複がないか確認したか |
| トーン | 相手との関係に合った文体になっているか |
送信前の数秒の確認が、信頼とトラブル回避を生みます。
次の章では、これまでの内容を整理し、ビジネスメールでの信頼構築につながるポイントをまとめます。
まとめ:小さな一言が信頼を生むメールに
ここまで、ビジネスメールで「2回に分けて送ります」と伝える際のポイントや例文を見てきました。
最後に、この記事の内容を整理しながら、メールで信頼を築くための基本をまとめましょう。
分けて送るときは「相手視点」での配慮が大切
ビジネスメールは、単に情報を送るだけでなく、相手がどう受け取るかを意識することが重要です。
「2回に分けて送ります」と一言添えるだけで、相手は受信状況を把握しやすくなり、不安を感じずにやり取りできます。
これは小さな気遣いのようですが、相手にとっては大きな安心材料になります。
相手が混乱しないように情報を整理して伝えることが、信頼されるメールの基本です。
| ポイント | 意識すべき内容 |
|---|---|
| 伝え方 | 「2回に分けて送ります」を自然に入れる |
| 件名 | (1/2)(2/2)などで順序を明確に |
| 2通目 | 「最終送信」と明記して完結させる |
| トーン | 相手に合わせた丁寧さを意識する |
今すぐ使えるチェックリスト付きまとめ表
最後に、今日からすぐ実践できる「分けて送るメール」のチェックリストを紹介します。
この表を参考に、送信前に確認してみてください。
| チェック項目 | 確認ポイント | OK? |
|---|---|---|
| 件名 | 通数(1/2、2/2)が明記されているか | □ |
| 冒頭文 | メールの目的が明確に書かれているか | □ |
| 分割理由 | 「容量が大きいため」などの理由を説明しているか | □ |
| 1通目の記載 | 「続けて送ります」と予告しているか | □ |
| 2通目の記載 | 「こちらが最終送信です」と明記しているか | □ |
| 結びの文 | 確認や返信を促す一文があるか | □ |
| トーン | 相手との関係に合った表現になっているか | □ |
メールの印象は「内容」よりも「配慮」で決まります。
たった一文を添えるだけで、相手からの信頼や印象が大きく変わる。
そんな意識を持つことが、これからのビジネスメールの第一歩です。
このガイドを参考に、次に資料を送るときはぜひ「2回に分けて送ります」と丁寧に伝えてみてください。
きっと、相手とのやり取りがよりスムーズで気持ちのよいものになります。

