毎年のように届くお中元。
ありがたい気持ちはあるけれど、
正直なところ「もうそろそろやめたいな…」と
思っている方も少なくないのではないでしょうか。
いただいているからこそ断りにくい。
でも、経済的にも心理的にも負担になってきた…
この記事では、
お中元をやめる判断基準
やめるときの伝え方とマナー
角が立たない「お断り」の例文
をまとめていきます。
お中元をやめたい…よくあるきっかけとは?
「そろそろ終わりにしたい」と思うタイミングには、
こんな理由がよくあります。
よくある「やめたい理由」
関係が変化してしまった(退職・転居など)
毎年のお返しが金銭的にきつい
相手からの気遣いが重く感じる
送るもの選びや手間に疲れてしまった
どれも決して失礼ではなく、ごく自然な気持ちです。
とはいえ、「もらっている立場」だと
なかなか切り出しにくいですよね。
「いただいている側」でもやめられる?
ただし大切なのは、
突然の無言リセットではなく、感謝を伝えてからやめること。
相手に対して失礼がないように、
一言添えて伝えるだけで
トラブルや誤解を避けることができます。
お中元は「贈り物のやり取り」です。
一方的に打ち切るのではなく、
丁寧な姿勢を忘れずに。
やめるベストタイミングは「お礼状」か「年末」
やめるときのタイミングは、
以下の2つがスマートです。
①お中元のお礼を伝えるときに一緒に切り出す
②年末や年始のご挨拶で「本年をもって」お伝えする
あくまでも「丁寧に感謝したうえで、気持ちよく終える」ことがポイント。
角が立たない伝え方!3つのコツ!
お中元をやめるとき、
できるだけ関係を悪くしないように伝えるには、
言い方の工夫が大切です。
以下の3点を押さえておくと、
やわらかく・感じよくお断りすることができます。
伝え方のコツ!
①感謝の気持ちを先に伝える
②こちらから「お気持ちだけで十分です」と添える
③「今後はお気遣いなさらないでください」の言い回しを使う
ポイントは、“断る”というより“やめたい理由を共有する”という姿勢です。
相手別!お中元をやめたいときの例文
ここからは、シーン別の文例をご紹介します。
相手との関係性に応じて、
言葉遣いや雰囲気を調整して使ってみてください。
友人・知人へのやんわりLINE
カジュアルな例文
いつもお気遣いありがとう✨
実は最近ちょっといろいろと重なってて、
今年のお中元は気持ちだけでお願いできたら…
これからも仲良くしてね😊
関係が続いている友人には、
少しフランクでも誠意を込めて伝えるのが◎です。
仕事関係(取引先や元上司など)への例文
ビジネス向け例文
いつも過分なお心遣いをいただき、
誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、
今後はお気持ちだけ頂戴できれば幸いです。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、
お願い申し上げます。
フォーマルな場面では「お気持ちだけ」という表現が自然で丁寧です。
親戚・家族関係へのやさしい一言
家族・親戚向け
毎年お気遣いいただいて、
本当にありがとうございます🌸
そろそろお互いに無理のない形にできたら…
私からはお気持ちだけで十分嬉しいです☺️
やめる=冷たくなる、ではありません。
あたたかさを添えれば、
むしろ関係が軽やかになることもあります。
まとめ
お中元をやめたいとき、
大事なのは「感謝」と「説明」の2つ。
続ける・やめるは自由ですが、
一言添えるかどうかで、相手の受け取り方が大きく変わります。
無理せず、でも関係は大切に。
やめる=失礼ではありません。
やさしく、ていねいに伝えれば大丈夫です。
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