お中元・お歳暮の断り方!丁寧な文例と押さえておきたい注意点!

お中元

「お中元やお歳暮をいただいたけれど、
これからは丁重にお断りしたい…」

そう思ったとき、
どんな文面なら失礼なく気持ちが伝わるのか、
悩んでしまいますよね。

特に相手が上司や取引先、
目上の方の場合は、言い方やタイミングにも注意が必要です。

この記事では、

お中元・お歳暮を断るときの基本マナー
具体的な断りの文例(パターン別)
断るときのNG例・避けたい言い回し

などを、わかりやすくまとめてご紹介します。

 

お中元・お歳暮を断るのは失礼?

実は、お中元・お歳暮をお断りするのは失礼ではありません。

むしろ、

会社の規定で受け取れない

今後のお付き合いに負担をかけたくない

平等な関係を大切にしたい

といった理由がある場合は、
きちんとした形でお断りするのがむしろ誠実な対応になります。

受け取りを辞退する際は、
感謝の気持ち
相手への配慮を忘れずに。

 

断るときのタイミングと手段

お断りの連絡をするタイミングは、
基本的には「受け取った後」が理想的です。

受け取る前に伝える場合も、
言い方を間違えると「拒絶された」と感じさせる恐れがあるため注意が必要です。

伝える手段としては、

手紙(はがき)

メール

電話や直接の会話

などがあり、
相手との関係性によって適切な方法を選ぶのがポイントです。

形式的に済ませたいならメール、
丁寧さを重視するなら手紙
というように使い分けましょう。

 

お中元・お歳暮の断り文例|基本のパターン

会社規定などで受け取れない場合

 メール文例

このたびはご丁寧に
お心遣いをいただき誠にありがとうございます。
恐縮ではございますが、
弊社の規定によりお中元(お歳暮)の受け取りを
ご遠慮させていただいております。
どうか今後はお気遣いなさらぬようお願い申し上げます。

会社のルールに基づく説明は、
相手も納得しやすく角が立ちにくいです。

 

今後の関係性に配慮して辞退したい場合

 メール文例

いつも大変お世話になっております。
ご丁寧なお心遣いをいただき、
誠にありがとうございました。
恐縮ではございますが、
今後はどうぞご無理のないよう、
お気持ちだけありがたく頂戴いたします。

「ありがたいけれど、気にしないでほしい」という
やわらかな断り方にしたい場合におすすめです。

 

関係別!お中元・お歳暮の断り文例

ここからは、相手との関係に合わせた文例をご紹介します。

上司・親戚・取引先など、
それぞれに合った言い回しとトーンの調整がポイントです。

 

上司・目上の方へ断る場合

 メール文例

このたびは心のこもったお品をいただき、
誠にありがとうございました。
大変恐縮ではございますが、
今後はどうかご無理なさらぬようお願い申し上げます。
お気持ちだけでも十分にありがたく思っております。

敬意を保ちながらも、
丁重に辞退の意を示すことが大切です。

親戚・家族間で断りたいとき

 LINEや手紙向け

いつもお気遣い本当にありがとうございます。
毎年ありがたく頂戴しておりましたが、
今後はどうかお気持ちだけで十分ですので、
どうぞご放念くださいね☺
これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いします。

あたたかい言葉と感謝を伝えることで、
気まずくなりにくくなります。

 

取引先・顧客に対して断る場合

 ビジネスメール例

拝復 平素は格別のご高配を賜り、
誠にありがとうございます。
このたびはご丁寧なお心遣いをいただき、
厚く御礼申し上げます。
恐れ入りますが、弊社の社内規定により
ご厚志を辞退申し上げております。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

形式+社内規定を理由とすることで、
ビジネス上の角も立ちにくくなります。

 

避けたいNG表現・注意点

断りの連絡は、
言い回しひとつで失礼な印象を与えることも。

以下のような言葉には注意しましょう。

⚠️ NG表現の例

「もう送らなくて大丈夫です」

「必要ありません」

「もらっても困るので」

「そういうやりとりは避けています」

相手の好意に感謝した上で辞退する
という姿勢を忘れないようにしましょう。

 

まとめ!感謝+やわらかさが鍵

お中元・お歳暮の断り方は、
感謝を前提に、丁寧にお伝えするのが基本です。

 断るときの3つのポイント

①まずは感謝の言葉をしっかり伝える

②理由は具体的・やわらかく

③今後も良い関係をお願いする一言を添える

断る=距離を取る ではなく、
「関係を大切にしたいからこそ」の辞退であることを
きちんと伝えることが大切ですね。

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